やあ、こんにちは!
先週、ようやく『くもくも』を紙にしてみた。
いや、正確に言うと、本を作ったわけちゃう。コンビニで片面印刷して、家でA4を正方形に切って、表と裏をのりで貼って、クリップで留めた。小学校の図工みたいなやつ。ちょっと分厚すぎるし、背表紙もないし、ページをめくるたびに「これ、ほんまに持つんかな」って気持ちになる。でも、手に持てる形にはなった。
印刷って毎回ちょっと緊張するやん。何十年も前からできることやのに、ファイルを送る瞬間だけ急に全部が怪しく見える。「余白あってる?」「ページ順、大丈夫?」「なんでこの画像だけちゃんと読まれへんの?」「向きは大丈夫?」みたいな。今回はわりとスムーズに出てきた。文明、たまには仕事する。
家に帰って、切って、貼って、クリップで留めてるあいだに、子どもたちが何回も見に来た。「それ、本?」「終わったん?」
うん。まあ、だいたい」って答えた。
去年の秋にこの本を始めたとき、末っ子のクリスマスプレゼントにできたらええなと思ってた。ぜんぜん間に合わんかったけど。そらそうや。絵本を一冊作るのが、ちょっとした週末プロジェクトみたいに終わるわけない。あのときは、これなら間に合うくらいの時間を自分にあげたと思ってたんやけどな。
でも、その「間に合わんかったやつ」が、今は机の上にある。まだ完成品ではないけど、ちゃんと本っぽい。これ、なかなかええ気分やった。
三回読んだ
その日の夜、みんなお風呂に入ったあと、ソファに集まって読んだ。子ども三人が僕の上とか横とかにぎゅっと集まって、ちょっと読みにくい体勢で。絵本の公式な読み聞かせスタイルやと思う。
みんな楽しんでくれた。ページは前からちょこちょこ見せてたから、知ってる絵もあった。でも、表紙から最後まで通して読むのは初めてやった。
末っ子は6歳。英語版を読んだあと、「もう一回」と言った。もう一回読んだ。それから日本語版も読んだ。今は日本語の方が読む力が強いから、全部自分で読めた!
で、英語版を読んでるあいだ、ページによっては自分の言葉を足してきた。「ここはこうじゃない?」みたいに。風のページなんか、元はほとんど音だけのページやのに、めっちゃいい一言をくれた。何を言ったかはまだ秘密にしとく。でも、たぶん本に入れる。
これが面白かった。子どもに想像する余白は残したい。でも、彼女の反応を聞いてたら、ほんの少し言葉を足した方が、流れがよくなる場所もあるなと思った。絵の順番を変えるほどの話ちゃう。英語版は二つか三つ、日本語版は一つくらい、小さく調整する予定。
一番よかったのは、途中で困ってる感じがなかったこと。そして翌日、「また本読もう」と言ってくれたこと。
「パパが作ったから好き」とも言われた。まあ、父親バイアスはある。でも6歳は、そこまで長い営業トークせえへんと思う。気に入ってくれたんやと思う。
紙にしたら、見えること
もちろん、試作は褒めてくれるだけではない。二つの嵐のページで、画面では見えていた色の差が、印刷したらほとんど消えた。
ページの外側と内側に、少し違う濃い色を使ってる。スマホでもタブレットでも、その差はちゃんと見える。でもコンビニの紙に出したら、一枚の濃い四角に見えた。
これはコンビニのプリンターだけの問題かもしれへん。でも、もし将来の印刷でも同じことが起きたら嫌やから、今のうちに直す。少し色の差を広げて、デザインが紙でも残るようにする。地味やけど、紙にしてみな見つからんかったことやねん。
日本語版の絵本館向けパケットとカバーレターは、もう準備できてる。小さい文章の修正と、この色の調整を入れて、差し替えページを印刷したら送る。水曜日にはポストに入れたい。
英語版のKDPについては、MOEの応募条件を確認するまでは、まだ「出版準備中」。発売のお知らせではない。そこは慌てずにいく。
前回の更新では、画面の中にあったファイルを、どうやって実物の本にしていくかを話した。今回、その「最終ボス」と言ってた読み聞かせを、実際にやってみた。
読み聞かせしてるあいだ、妻がキッチンから見てて、少し泣きそうになってた。
僕も、ちょっとだけ危なかった。
本を売って、次の本も作れたらもちろん最高。でも、最初にやりたかったのは、家族が誇りに思ってくれて、子どもたちが何回も読みたくなるものを作ることやった。
今回の紙の試作で、それは少し確認できた気がする。クリップ留めの、ちょっと分厚い、まだ完全には本じゃないやつで。
でも、もうファイルだけちゃう。ちゃんとやったで。
ほな、また!
ボー
🎧 今週のヘビロテ
Post Malone & Swae Lee「Sunflower」
この曲、たぶん100万回くらい聴いてる。あと100万回は聴くで。🇺🇸 EN version → bodoodles.substack.com
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